宅地開発によって切り開かれた丘陵・谷津に計画された。元来あった周辺との雑木の連なりを意識し敷地内の緑とのつながりをもたしている。
植栽は在来種を可能な限り使い、近隣の移植木も活用。法面は苗木植栽、校庭は芝生としている。
2.校舎のへそとなる中庭テラス
約20m×40mの中庭を中心とした校舎棟配置である。渡り廊下はガラスのカーテンウォールで中庭に視覚的な抜けをもたせて、かつ児童のアクティビティの視覚化もはかっている。
腰壁にはガラスブロックを使用し明るい廊下空間とするとともに中庭とのつながりをもたせている。
校舎全体の人の気配が感じられる空間となっている。
3.子どもの目線に立ったスケールと素材
約100mの校舎棟を凹凸や色彩による分節化でスケールダウンをはかった。外部には木製ウッドデッキやレンガ舗装など経年変化による味わいが生まれる素材を活用。県産スギを使用し暖かみのある内装に。ガラスブロックなどを活用し、明るい学習空間を実現。
主要用途 | 教育施設 |
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所在地 | 千葉県 |
規模・構造 | RC造 3階建 |
延床面積 | 9258㎡ |